「基礎知識」を学ぶ
利息とは?利子や金利との違い・計算方法をわかりやすく解説

2025.09.26

基礎知識を学ぶ

利息とは?利子や金利との違い・計算方法をわかりやすく解説

お金を借りる際によく目にする「利息」や「金利」という言葉。なんとなく理解しているつもりでも、違いや計算方法を説明できる方は意外と少ないかもしれません。

 

本記事では、利息・利子・金利・利率・利回りといった金融用語の違いや計算式を、具体例を交えて解説します。借り入れ前に知っておくべき基礎知識として、ぜひ参考にしてください。

利息とは?金融用語の基礎知識

利息とは、お金を貸し借りする際に「利用料」として上乗せされるお金のことです。たとえば、お金を借りた場合には、貸し手に対して元金に加えて利息を支払う必要があります。

 

逆に銀行にお金を預けた場合には、金融機関がお金を借りている状況となり、元金に加えて利息を受け取れる仕組みです。利息は、貸した側が資金を提供する対価として受け取るものであり、借りた側にとっては利用料や手数料のような役割を持ちます。

 

発生する利息額は、利用残高や金利、借入期間によって決まり、契約内容に応じて月単位や年単位で加算されます。借り入れを行い、無理のない返済を続けるためには、利息の役割や計算の仕組みを正しく理解しておくことが重要です。

 

以下では、「利息」と「利子」「金利」の違いや、「利率と年利」「利回り」「単利と複利」などの基礎知識を解説します。

 

 

 

利息と利子の違い:実は同じ意味

「利息」と「利子」は、どちらも「お金を借りたことに対する支払い」や「お金を預けたことに対する報酬」を意味する言葉です。しかし、「お金を貸した側」と「お金を借りた側」では若干の違いがあります。

 

一般的には「利息」は支払う側、つまりお金を借りた人から見た表現として使われることが多いです。「利子」は受け取る側、つまり預金者やお金を貸した人から見た表現とされます。

 

たとえば、消費者金融などでお金を借りて支払うのは「利息」、銀行などにお金を預けて得られるのは「利子」と呼ばれるケースが多いです。ただし、利息制限法等の法律用語では「利息」が用いられることが多く、所得税法では「利子税」や「利子所得」などの「利子」が一般的に用いられています。

 

実務上は厳密に使い分けられていない場合も多く、明確な違いを意識せずに使われているのが現状です。金融の基礎知識として、両者の違いを把握しておくとより正確な判断ができるでしょう。

 

 

 

利息と金利の違い:金額と割合

「利息」と「金利」は混同されやすい言葉ですが、それぞれ異なる意味を持っています。利息とは、借りたお金に対して支払う実際の金額のことを指し、金利はその利息が元金に対してどれくらいの割合であるかを示す数値(%)です。なお、「金利」は1年間の利息の割合(年利)を示すことが一般的です。

 

たとえば、金利が15%で100万円を借りた場合、元金の100万円に加えて利息の15万円を支払う必要があります。一方で利息を受け取る場合、100万円を金利0.2%で預け入れれば、2,000円の利息がつきます。(※税金は考慮していません)

 

このように、金利は計算のための基準であり、最終的に支払う利息を算出するためのものです。金利が低い金融機関を選べば、利息の負担を抑えられます。借入期間や金額、金利の高さによって利息は大きく変動するため、借り入れ前に金利の確認は必須といえるでしょう。

 

金利については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

参考:消費者金融の金利の相場はどれくらい?利息を抑えて最適なローンを選ぶ方法を解説

 

 

 

利率と年利:金利とほぼ同じ意味

利率とは、元金に対して発生する利息の割合を示す数値で、一般的には「金利」とほぼ同じ意味で使われます。「利率18.00%」のようにパーセント(%)で表記されます。カードローンなどでは「金利」という言葉が使われ、投資や一部の金融機関では「利率」という表現が使われることが多いです。

 

また「年利」は、1年間あたりの利率を示す用語で、金利とほぼ同じ意味合いで用いられます。たとえば、年利15%であれば、元金に対して1年間で15%の利息が発生するという意味になります。年利が明記されていることで、借入額や預金額に対する年間の利息の見込みがわかりやすくなり、金融商品の比較にも便利です。

 

なお、利率の表現には「年利」以外にも「月利」や「日歩(ひぶ)」などがあり、取引の期間によって使い分けられます。ただし、銀行が提供するローンや預金商品では、「年利」で統一されているのが一般的です。

 

 

 

利回り:投資における利益の割合

利回りとは、投資に対して得られる収益の割合を示す指標であり、主に金融商品や資産運用の世界で使われる用語です。「リターン」や「トータルリターン」と呼ばれることもあり、投資全般に使われています。

 

利回りは元本に対してどれだけの収益が得られたかを示すもので、結果は年利%(パーセント)で表されます。たとえば、100万円を投資して1年間で5万円の利益が得られた場合、投資額100万円に対しての割合を示すため、「利回り5.0%」です。

 

投資信託の場合、投資商品を売却した場合に得られる「売却損益」と、投資家へ分配・還元される「分配金」も含まれています。このように利回りは、金融商品を選ぶときや投資先を判断するうえでとても重要な指標です。

 

利回りは「利息」や「金利」だけでなく、配当や売却益なども含めた、より幅広い利益を見える化するために使われます。

 

 

 

単利と複利:利息の付き方の違い

単利と複利は、利息や利益がどのように計算されるかを示すものです。

 

単利とは、元本のみに利息がつく計算方式であり、利息が増えても翌年の計算には反映されません。たとえば、100万円を年利5%で3年間預ける場合、毎年5万円の利息が発生し、合計は15万円になります。

 

一方、複利は「元本+利息」の合計に対して利息がつく仕組みです。100万円を年利5%で3年間預ける場合、1年目の利息5万円は2年目以降の元本にも組み入れられます。

 

つまり2年目は、利息を加えた105万円に対して利息がつき、3年目にはさらに増加します。この結果、3年間で得られる利息の合計は単利よりも多くなる計算です。

 

複利は「利息が利息を生む」と表現され、長期運用において雪だるま式に増えていくのが特徴です。資産形成や投資を行ううえでは、複利の力を理解し、どのように活用するかが重要なポイントとなります。

 

単利と複利の違いを正しく理解することで、将来の資産の伸びを見積もりやすくなるでしょう。

 

 

 

利息の計算方法を理解しよう

 

利息を計算するには、「元金(借入金額)」「金利(年率)」「借入期間」の3つの要素が必要です。基本的な計算式は「利息=元金 × 金利 ÷ 365日 × 借入日数」で、借入期間が長くなるほど利息も増えます。

 

以下では、「利息の計算式」と「返済期間と利息総額の関係性」について解説します。

 

 

利息の計算式

利息の計算は、「元金 × 金利(年率) ÷ 365日 × 借入期間」の式で求めるのが基本です。この計算式を使えば、借り入れたお金に対して、どのくらいの利息が発生するのかを簡単に把握できます。

 

たとえば、以下の2例で利息を計算してみましょう。

 

 

50万円を金利15.00%で30日間借りた場合

  • 借入金額:50万円
  • 金利:年15.00%
  • 借入期間:30日

計算式は「500,000円 × 0.15 ÷ 365日 × 30日」となり、1日あたりの利息は約205円、30日間での利息は約6,164円です。

 

 

50万円を金利15.00%で60日間借りた場合

  • 借入金額:50万円
  • 金利:年15.00%
  • 借入期間:60日

計算式は「500,000円 × 0.15 ÷ 365日 × 60日」で、1日あたりの利息は約205円、60日間での利息は約12,328円になります。

 

 

このように、利用日数を正確に把握することは、返済計画を立てるうえで非常に重要です。利用日数が長くなればなるほど利息も大きくなるため、契約時に金利や期間をしっかり確認しておくことが大切です。

 

この計算式を理解しておくことで、借入前に利息の目安を自分で確認でき、安心して利用しやすくなります。

 

 

 

返済期間と利息総額の関係性

返済期間が長くなるほど、支払う利息の総額は増加します。これは、利息が借入期間に応じて日割りで発生するためです。

 

たとえば、50万円を年利15%で30日間借りた場合の利息は約6,164円ですが、60日間借りると約12,328円となり、期間が2倍になれば利息も2倍になります。そのため、返済期間を短縮することで、発生する利息を減らせます。

 

ただし、返済手段によっては繰上返済に手数料がかかる場合もあるため、事前に確認が必要です。利息を抑えて返済したい方は、借入前に返済計画を立て、無理のない範囲で早めの返済を心がけることが大切です。

 

返済期間が短いほど利息総額を抑えられる点は、借入するうえで非常に重要なポイントといえるでしょう。

 

 

借り入れ前にシミュレーションをしよう

 

借り入れを検討する際は、事前に返済シミュレーションを行うことが重要です。金融機関が提供するシミュレーションを使えば、借入額・金利・返済期間に応じて、毎月の返済額や総返済額をあらかじめ把握できます。

 

自分の収支に見合った返済計画を立てやすくなり、無理のない借り入れが可能になります。特に金利が高い場合や返済期間が長くなる場合は、想定以上の利息負担となるケースもあるため、事前の確認が欠かせません。

 

また、将来的な家計の変化にも備えることができる点も大きなメリットです。借入後に「こんなに返済が大変だとは思わなかった」と後悔しないためにも、しっかりとシミュレーションを行いましょう。

 

プランネルでは、毎月の返済額がわかるシミュレーションを登録なし・無料で提供しています。ぜひご利用ください。

 

毎月の返済金額がわかるシミュレーションはこちら

 

 

お金を借りるなら消費者金融のプランネル

急な出費や生活費の不足にお悩みの方には、消費者金融のプランネルがおすすめです。

プランネルは1984年(昭和59年)に創業し、40年以上の実績があります。運営元である日本文化センターは1975年(昭和50年)創業で、50年以上にわたり信頼と安心感を築いてきました。

 

ご利用可能年齢は20歳から85歳までと幅広く、年金受給者の方でもお申し込みが可能で、大手にはない柔軟な対応が魅力です。金利や返済期間も明確で、無理のない返済計画が立てられます。

 

また、事前に借入可否の目安がわかる「3秒診断」や、返済額を試算できる「返済シミュレーション」も用意しているので、ぜひご利用ください。

 

3秒診断ページはこちら
申し込みページはこちら

 

融資金額 10万円〜300万円
貸付利率 4.5%~18.0%(実質年率)
対象年齢 20歳〜85歳
返済期間・回数 1年(12回)~8年(96回)
※返済途中の一括返済や1回での返済も可能です
返済中の追加申込 可能
担保・保証人 不要

 

 

まとめ

本記事で解説した利息や金融用語についておさらいしていきましょう。

  • 利息(利子):借入に対して支払う、または預金に対して受け取る対価
  • 金利:元金に対する利息の割合(%)
  • 利回り:投資元本に対する収益の割合(%)
  • 単利:元本のみに利息が付く計算方式
  • 複利:運用で得た利益を元本に加えて計算する方式

 

借り入れを検討する際は、返済期間や金利をもとに利息をシミュレーションし、無理のない返済計画を立てることが大切です。プランネルのフリーローンなら、金利が年4.5%〜18.0%で利用できます。

 

返済額を試算できるシミュレーションも用意していますので、ぜひ活用してみてください。

 

今すぐお申込み